ThinkPad X1 Carbonで4K60Hz だせた話し
2020年のAmazon サイバーマンデーで4Kディスプレイが手頃の値段になっていたので購入しました。
4K60Hzのモニター出力をできるようになるまでに苦労したのでその顛末をブログに残しておこうと思いました。
概要
ThinkPad X1 Carbon 6G を利用していて4K60Hz出力する方法について最終的にたどり着いた内容を記載します。
もともとモニターアームを持っていて24インチのDELLの外付けモニターを利用していました。購入したモニターが到着し早速モニターアームに取り付けてみると今回ジャンプアップしすぎたのか耐荷重オーバで高さ調整が効かず、モニターアームも新調することになりました。
購入物
- LG 32UN500-W
- ¥37,800
このモデルはAmazon限定らしくここでしか買えないみたい。正規版?の32UN550-Wとは高さ調整ができるかどうかの違いがあるが、モニターアームの利用を前提にしていたので安いこちらを選択。
- HUANUO HNSS7
- ¥ 4,899
もともと利用していたモニターアームは同じメーカーのものですが耐荷重が6.5Kgとなっていました。LGのモニターがスタンドなしで6.7Kgだったのでギリギリいけるだろうと踏んでいたのだが、いざ取り付けてみると支柱がグラつくし少し机が揺れるとその影響でモニターの高さが下がり机についてしまい使えなかったため上記を購入。
ちなみに買って大正解でした。やっぱり耐荷重内のモニターアームを利用すればグラつくこともなくしっかり安定するし上下左右に難なく動かせるので最高です。
最初に答え
解決に至ったのはケーブルでした。それもUSB-C → HDMI のケーブルになります。
購入したケーブル↓のやつです。同じように4K60Hzできずに困っている方がいたら一度試してみてください。
やったこと
1.HDMIケーブルをVer1.4(ハイスピード)以上のもに替える
LGのモニターが届きDELLのモニターで使っていたHDMIケーブルをそのまま流用してみることに。4Kで表示でき「作業領域やべー」となって一気に興奮。ただマウスがカクカクしてウインドウの移動とかなんかつらくない?しかもドラック&ドロップするのもなんかもっさりするやん、と気付き原因を調査していくことに。
どうやらリフレッシュレートが30Hzだとカクつくような動作をするらしく、60Hzで出力すると変わるという情報を入手。そしてHDMIケーブルでそれを実現するにはVer1.4以上のケーブルが必要になるそう。ケーブルの見分け方はいくつかあるが手持ちのHDMIケーブルで明確に記載があるものがなかったので新規に購入することに。
買ったケーブルは↓ www.amazon.co.jp
HDMIケーブルの種類については↓が参考になる
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_hdmi_cable/index.jsp
結果はダメ かつ原因不明
2.デバイスドライバーの更新
デバイスドライバーを最新したら60Hzを選択できるようになった人いたようなので、Intelからディスプレイアダプターのドライバーをダウンロードしたり、LG公式サイトからモニターのドライバーをダウンロードしてあててみたりといろいろやってみる。
結果は60Hzはまだ選択できずダメ ただこの対応で他のドライバーも一気にアップデートしたのでThinkPad的にはいい対応だった。
3.DisplayPortを使ってみる
HDMIケーブルでの60Hz出力ができず追加で調査。DisplayPortを使ったら出力できるようになったとの情報を掴みLGモニターに同梱されていたDisplayPortを利用することに。ただThinkPad X1 CarbonにはDisplayPortがついていないため変換器を買おうと考えたが、せっかくなら他機器も接続できるようにしたいのでUSB-C ハブを買ってみることに。
買ったUSB-Cハブは↓ www.amazon.co.jp
しかもこのハブDisplayPortで4K60Hz出力できるだけじゃなく、HDMIも2ポートあり片方は4K60Hzできる。これはお得と思ったが結果はダメ
4.USB-C → HDMIケーブルで接続してみる
もう諦めてWQHD(2,560×1,440)出力で利用することを検討していた。ただ、WQHDにすると今度は画面大きすぎて文字がにじむのでこれだったらもう一回り小さいモニターがいいなと思い初めて後悔し始めてました。
せっかく買ったので諦めきれず追加の調査をしてみると、USB-CからHDMIもしくはDisplayPortへ出力すると4K60Hz出力ができたという人をみつける。
しかしUSB-Cからの出力については既に3.の時にためしたし意味なさそうだと思いつつ改めてUSB-C ハブの商品レビューを読んでみるとどうやら相性問題があるらしくThinkPadではできなかったという人がいました。
これでダメならもうあきらめようと思いケーブルを発注。到着後恐る恐るThinkPadとモニターを接続してみると....
キタコレ-----!!!!!!
って一人でガッツポーズしました。
まとめ
ここまでくるのに2周間ぐらいかかりました。余計な出費もありました。ただ苦労した分うれしさは倍増しました。
原因としてはThinkPad X1 Carbon 6G に付いているHDMIポートがVer1.4以下で60Hzにそもそも対応していないと思われる。詳しく調査していないけどUSB-Cでできているということはそんな気がしています。転送帯域が大きいので4K60Hzも出力可能で少し前の機種に付いているUSB-Cでもだいたいできそうな認識を持ちました。
同じような事象で困っている人に参考になるとうれしいです。